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和紙の貼り絵イラスト

 デジタルでイラスト制作をするようになる以前は、和紙の貼り絵によるイラストも多く描いてきました。ここでは、その中の代表的なものをいくつかご紹介します。

「科学史のヒーローたち−1 チコ・ブラーエ『地球が動いてたまるか』」

​平見修二・著   1994年 リブリオ出版

 チコ・ブラーエ(ティコ・ブラーエともいう)は若いとき決闘を挑んだ相手に鼻を削ぎ落とされ、以来金属製の付け鼻を装着して過ごします。ガリレオが望遠鏡で天体観測を始める直前の時代、巨大な四分儀を使って当時最高精度の天体観測をおこない、その結果地球の公転を利用した恒星の観測で視差が出なかったことから、地球は動いていないと結論してしまいます。実際は四分儀などでは計測できないほどわずかな視差があるにもかかわらず。最期は宴席でオシッコを我慢しすぎて膀胱破裂で亡くなるという、ハチャメチャでパワフルな人生を送ったチコの死後、彼が残した膨大な観測データを元に、弟子だったケプラーは偉大な発見をしてしまいます。

 平見修二さんが書かれた物語がメチャクチャ面白くて、ノリノリでイラストを描きましたが、全10巻中の1巻だけで私は力尽きてしまいました。(各イラストは、クリックで拡大表示されます)

​ でも、この時のイラストが、後の高校理科教科書での科学者たちの肖像イラストへとつながっていきました。

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「農林水産業はすてきな仕事」

山口哲夫/綾野まさる・著  1994年 文研出版

 小学生対象の全8巻の豪華本の、表紙を飾るイラストとして制作しました。各地で農林水産業に従事する老年夫婦、壮年夫婦、若い夫婦とそしてその子供たちという4世代の、今の時代を生きる日本の家族の姿を描こうとしたものです。(クリックで拡大表示)

「緑と水の森林基金」表紙絵

 かつて社団法人国土緑化推進機構が年2回発行していた小冊子「緑と水の森林基金」の表紙を、平成5年春号から平成8年春号まで担当しました。(クリックで、さらに大きく拡大表示されます)

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